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GeoGuessrでゼロゲッサー(0m)を目指すべきではない3つの理由

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kemilton
19 October, 2024

GeoGuessr(ジオゲッサー)は、Googleストリートビューを利用してランダムに選ばれた場所を特定するゲームで、多くのプレイヤーに愛されています。その中でも「ゼロゲッサー」と呼ばれる、場所を完全に特定して0メートルの誤差で答えることを目指すチャレンジは、特に高い技術と鋭い観察力が求められます。しかし、実際には0メートルを狙うことにはいくつかの問題があります。本記事では、その理由を3つに分けて詳しく説明します。

理由1: ストリートビューの撮影時に測定された位置がずれている場合がある

Googleストリートビューは、専用のカメラカー(グーグルカー)が街中を走り回って撮影した画像を元に作成されていますが、カメラの位置情報は常に完璧ではありません。撮影時に使用されるGPSデータは、建物の影響や衛星の位置などによって多少のズレが生じることがあります。このズレにより、実際の位置とストリートビュー上で表示される位置が一致しない場合があります。

例えば、都市部では高いビルがGPS信号を反射したり遮ったりするため、位置情報に数メートルの誤差が生じることがよくあります。また、田舎や山間部などではGPS信号が弱く、正確な位置情報が得られにくい場合があります。特に、以下のような山間部ではズレが多く報告されています。

このような状況で撮影された地点では、いくらプレイヤーが慎重に観察し位置を特定したとしても、ゼロゲッサーを狙うのは非常に難しくなります。

また、Googleが撮影していない非公式の画像では、ストリートビューの位置はユーザーからの自己申告となるため、多くの場合、申告された位置は実際の位置からずれています。よって、非公式の画像が多く含まれるマップ(例:日本の名所、日本の秘境駅 など)では、ゼロゲッサーを目指すのは不可能と言ってよいでしょう。

理由2: マップで道の太さが正しく表示されない

GeoGuessrで使用されるマップは、Googleマップを基にしていますが、全ての道が正確に表示されているわけではありません。特に、道の太さや形状が実際とは異なって表示されることがあります。

Googleマップでは、地図を最大近くまでズームしたときに、道の太さが実際よりも細くなってしまうという仕様になっています。また、細い道や未舗装の道路、小さな小道などは、マップ上で見落とされやすく、実際の道幅や形状が異なって表示されることがあります。このため、プレイヤーがマップ上で位置を特定する際に、実際の風景と一致しない情報に基づいて判断を下すことになり、ゼロゲッサーを達成するのが困難になります。

実際の地図で確かめたい場合、以下の地図を拡大してみてください。

理由3: GeoGuessrのマップに登録された情報が正しくない場合がある

GeoGuessrには2種類のマップ制作方法があり、そのうちの1つに地点を1つ1つ手動で登録するという方法があります。しかし、登録された時期が古い場合、その情報が現在のストリートビューとは異なる場合があります。このような場合、プレイヤーが最新の状況に基づいて位置を特定するのが難しくなり、ゼロゲッサーを狙うのが不可能に近くなります。例えば、2021年に地点が登録された時点ではグーグルカーが左側車線を走っていたが、2024年には右側車線を走っていた場合、ストリートビューでは右側車線を走っているのに、正解の地点は左側車線であるという現象が発生します。

なお、公式のマップではこのような不具合は確認されていませんが、ユーザーが作成したマップ(例:日本の名所、日本のマクドナルド など)では発生することが確認されています。

まとめ

GeoGuessrで0メートルの誤差を狙う「ゼロゲッサー」は、非常に魅力的な挑戦ですが、実際には多くの障害があります。ストリートビューの位置情報のズレ、マップ上での道の表示の不正確さ、そしてGeoGuessrに登録された情報の不正確さが主な理由です。これらの理由から、0メートルの誤差を狙うことは非常に難しく、時には不可能であることを理解することが重要です。

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kemilton

2022年9月、GeoGuessrを始める。2023年4月頃から本格的にマップ作りを始める。2023年7月、日本の全市区町村マップを作成。2024年2月からのGeoGuessr有料化を受け、無料の代替ゲームの作成を目指し、Webフロントエンドの学習を始める。2024年7月、JapanGuessrリリース。